SCERTSモデル 1巻アセスメント
自閉症スペクトラム障害の子どもたちのための包括的教育アプローチ 
※絶版

※画像提供:日本文化科学社

 

バリー・M・プリザント エミー・M・ウェザビー

エミリー・ルービン エミー・C・ローレント

パトリック・J・ライデル 著  長崎勤 吉田仰希 仲野真史 訳

発行元 日本文化科学社
価格 4,630円(本体)+税
商品コード 001-5028
サイズ A4判 364頁 

 

●価格変更のお知らせ●
DVD発売記念】2015年6月1日より価格を5,000円(本体4,630円)に変更いたします。

DVD<6月末発売予定>:「自閉症スペクトラムとSCERTSモデル -包括的教育アプローチ- 」

 

概要

組織的かつ柔軟な「人と家族を中心に置いたモデル」
子どもたち、そしてその家族と協同するための革新的な教育のフレームワーク

プリザント、ウェザビーらによって2006年に米国で刊行された、“The SCERTS Model: A Comprehensive educational approach for children with autism spectrum disorder” の翻訳。
自閉症研究・支援者のエキスパートにより構成された全米研究評議会は、これまでの自閉症研究を再検討し、教育の優先事項と推薦事項を出すとともに、革新的な教育モデルの必要性を訴えた。その必要性に応える形で開発されたのが「SCERTS(サーツ)モデル」である。世界的に注目されているSCERTSモデルは、発達論的アプローチをベースにしつつ、行動論的アプローチやAACなど他のアプローチを統合した革新的な次世代モデルであり、自閉症スペクトラム障害(ASD)のある人の「コミュニケーション」と「社会-情動能力」を支援する枠組みを提供する。

SCERTSモデルは、次の3つの領域で発達的向上を支援する。
・社会コミュニケーション(自発的なコミュニケーションと人間関係の形成)
・情動調整(学習や行動のための情動の調整)
・交流型支援(ASD児にかかわる家族・専門家等へのアプローチ)

この新しい「子どもと家族を中心に置いたモデル」によって、専門家や養育者は共に、ASDのある人のコミュニケーションや相互関係、そして社会-情動を、様々な状況・相手において改善することに取り組むことができる。そのマニュアルである本書の1巻(Volume I Assessment)では、背景にある考え方・研究を説明し、アセスメント方法を提供する。(情報収集、発達モニターに必要なSCERTSアセスメントフォームは、書籍購入者であればコピー自由)

 

次巻:「SCERTSモデル」2巻
DVD: 自閉症スペクトラムとSCERTSモデル -包括的教育アプローチ-
ブックレット: 【DVD付属ブックレット 5部セット】SCERTSモデル
研究会:SCERTS研究会

 

目次

1章 イントロダクション
SCERTSモデルとは何か?
このマニュアルについて
SCERTSモデルの核となる領域
・社会コミュニケーション
・情動調整
・交流型支援
・全体は部分の総和より大きい
SCERTSモデルに関するいくつかの問いと答え
・なぜ社会コミュニケーション、情動調整、交流型支援に焦点を当てるのか?
・何がSCERTSモデルで何がSCERTSモデルでないのか
・どうして自閉症スペクトラム障害児の発達を支援するための別のモデルなのか?
・SCERTSモデルの基礎となる、推奨実践の基本理念
・SCERTSモデルは価値観を基盤にしたモデルである
・SCERTSモデルの価値基準と基本原則

2章 社会コミュニケーション領域
SCERTSモデルにおける社会コミュニケーションの3つの発達段階についての概観
社会コミュニケーションにおける中心的な難題
社会コミュニケーションの3つの段階の特徴と移行
・社会パートナー段階
・言語パートナー段階
・会話パートナー段階
要約

3章 情動調整領域
情動調整の定義
・情動調整能力の発達水準
・情動調整と覚醒の関係
発達と相互調整能力および自己調整能力
・相互調整
・自己調整
自閉症スペクトラム障害に関連する情動調整の困難
・自閉症スペクトラム障害における相互調整とその中心的難題
・自閉症スペクトラム障害における自己調整とその中心的難題
・調整不全からの回復と自閉症スペクトラム障害の中心的難題
・情動調整の究極的な目標:「フロー」の促進

4章 交流型支援領域
交流型支援の方略を必要とする中心的難題
・対人間支援を必要とする中心的難題
・学習支援を必要とする中心的難題
・家族支援を必要とする中心的難題
・専門家間支援を必要とする中心的難題
要約

 

5章 SCERTSモデルのプログラムの優先事項とマイルストーン
SCERTSモデルにおける社会コミュニケーションの優先事項
・なぜSCERTSモデルでは発達的な枠組みが強調されるのか?
・社会コミュニケーションの目標設定の枠組み
SCERTSモデルにおける情動調整の優先事項
SCERTSモデルにおける交流型支援の優先事項
・対人間支援の提供における目標と優先事項
・学習支援の提供における目標と優先事項:教育における学習の長所と短所の密接な関係
・家族支援の提供における目標と優先事項
・専門家間支援の提供における目標と優先事項
要約

 

6章 現在の介入アプローチの連続体とSCERTSモデル
エビデンスベースの実践というコンセプト
SCERTSモデルは全米研究評議会の推薦事項および指導上の優先事項と
どう調和しているか
・自閉症スペクトラム障害児教育に対する全米研究評議会の推薦事項
・全米研究評議会の指導上の優先事項
どの点でSCERTSモデルは現在の教育アプローチの背景とフィットしているのか
・自閉症スペクトラム障害児に対する教育アプローチ間の類似点と相違点
・教育実践の次元
要約

 

7章 SCERTSアセスメントプロセス:概観と実行
アセスメントという用語の定義
SCERTSアセスメントプロセス対伝統的なアセスメントアプローチ
SCERTSモデルのアセスメントのアプローチの範囲
SCERTSモデルで用いられる家族支援のためのアセスメントの実践
・アセスメントにおけるきょうだいの役割に関する特別な配慮
・家族中心の実践であるための7つの方法
SCERTSアセスメントプロセスの概観
・ SCERTSアセスメントプロセスの領域、要素、目標、小目標、段階
SCERTSアセスメントプロセスの実行
・ステップ1:子どものコミュニケーション段階を決定する
・ステップ2:SAP-Rフォームを用いて情報を収集する
・ステップ3:アセスメントチームのメンバーを確認しSAP-Oの計画を立てる
・ステップ4:SAP-Oフォームを記入する
・ステップ5:行動サンプリングを行う
・ステップ6:SAP 要約フォームを用いて情報を編集、統合する
・ステップ7:目標と小目標とに優先順位をつける
・ステップ8:さらなるアセスメントを推奨する
・ステップ9:SCERTS 教育プログラムをデザインする
・ステップ10:継続的な追跡をする

8章 SCERTSアセスメントプロセス:SAP-Oフォームと基準とを用いて
社会パートナー段階におけるSAP-Oフォーム
社会パートナー段階におけるSAP-Oの基準
言語パートナー段階におけるSAP-Oフォーム
言語パートナー段階におけるSAP-Oの基準
会話パートナー段階におけるSAP-Oフォーム
会話パートナー段階におけるSAP-Oの基準

 

文献

付録A SCERTSアセスメントプロセスフォーム
コミュニケーション段階決定シート
SAP-R(報告)フォーム(社会パートナー段階)
SAP-R(報告)フォーム(言語パートナー段階)
SAP-R(報告)フォーム(会話パートナー段階)
SAPマップ―SAP-Oの計画―
SAP-O(観察)フォーム(社会パートナー段階)
意図・情動表出記録シート
SAP-O(観察)フォーム(言語パートナー段階)
意図・情動表出記録シート
語義記録シート
語連鎖の関係意味記録シート
SAP-O(観察)フォーム(会話パートナー段階)
意図・前提・会話規則記録シート
情動の表出・理解記録シート
言語成分記録シート
文構造記録シート
SAP Sum(要約)フォーム(社会パートナー段階)
SAP Sum(要約)フォーム(言語パートナー段階)
SAP Sum(要約)フォーム(会話パートナー段階)
SAP経過日誌(バージョン 1)
SAP経過日誌(バージョン 2)
SAP週次経過記録票
SAP活動計画フォーム

 

付録B 用語解説

索引
訳者あとがき

 


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